Carrie & Lowell

スフィアン・スティーブンスのキャリー&ローウェル。

Pitchforkを始め様々なメディアでも絶賛されてますが。

素晴らしいですね。

本当に、本当に素晴らしいアルバムじゃないでしょうか。

これまでの彼の作品って、しっかり聴いたのは「イリノイ」「ミシガン」、例のアメリカの全州を〜っていうコンセプトで発表された2枚の作品だけだったんだけど、そこで特徴的だった管弦楽的なアレンジはこの作品ではほとんどと言っていいほど見られない。

極めてシンプルな、ミニマルな、そして極めて内省的な歌。

作品のモチーフだったり、タイトルを含め背景についてはいろんなところで書かれてますね。

最近はあんまりそういったレビューなんかも読まなくなってたんだけど、この作品はその辺も含めて知りたくなって、もっと深く理解したいような気持ちになって読み漁りました。

一人の人間の心の奥を覗くような、ひどく物悲しく、どうしようもなく切なく、でも懐かしくて、どうしようもなく優しい。
そんな作品。

今年聴いた作品の中で、というよりここ数年の内に出会った作品の中でもすごくすごく好きなアルバムかもしれない。